自律神経

姿勢と自律神経は直結している――猫背が「イライラ」「眠れない」を引き起こすしくみ

添削画像
「うちの子は他の家の子に比べると、怒りっぽかったり、落ち着きがないように思います。一回見ていただけないでしょうか」

実は姿勢も含め、生活環境に関係があります。非常に深く。

■ 自律神経とは何か

自律神経は、心臓の動き・呼吸・消化・睡眠など、意識しなくても動いている体の機能をコントロールする神経系です。「交感神経(アクセル)」と「副交感神経(ブレーキ)」のバランスで成り立っています。

■ 猫背が自律神経を乱すしくみ

首の付け根から背骨に沿って、自律神経の幹線が通っています。猫背や前頭位(頭が前に出た姿勢)によって、この通り道が圧迫されると、神経への情報伝達が乱れ始めます。

結果として起きること:
・交感神経が優位になりすぎ、常に緊張状態が続く
・副交感神経が働きにくくなり、夜になっても体がリラックスできない
・集中と休息の切り替えがうまくできなくなる

■ メンタルの悩みは相談先が難しい

子供のメンタルの問題は、どこに相談すればいいのか迷うものです。スクールカウンセラー、小児科、心療内科…。敷居が高かったり、予約が取れなかったりで、結局そのままにしてしまう親御さんも多い。

実は、整体師というのは「体」のことを相談する場所だと思われがちですが、姿勢を通じて生活環境全体にアプローチできる存在でもあります。

■ 写真から見えてくる「生活環境」

写真診断は、姿勢だけでなく、思っている以上に多くのことが見えてきます。

たとえば、お子様が勉強している場所の写真を送っていただくと:

・部屋が狭く、体を伸ばせる空間がない
・日光がほとんど入らない暗い環境で過ごしている
・机と椅子の高さが体に合っていない
・画面と顔の距離が近すぎる

といったことに気づけることがあります。姿勢の悪さは、意志の問題ではなく、環境が引き起こしていることが多い。そしてその環境は、写真から意外とよく見えるものです。

■ 姿勢を整えると変わること

首の角度が緩やかになり、神経の通り道が確保されると、自律神経のバランスが回復しやすくなります。「姿勢を直したら夜よく眠れるようになった」という声は、診断後によくいただきます。

■ まず試してほしいこと

顎を軽く引き、後頭部を天井に向かって軽く持ち上げるイメージで座ってみてください。それだけで首の付け根の圧迫が緩み、呼吸が深くなるのを感じられるはずです。

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