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本に吸い込まれそうな猫背…「背もたれなし」で座れない子の意外な共通点
「本を読むのが大好きなのですが、気づくと首がどんどん前に出て、背中が丸まってしまいます。机に向かっていない時でもこの姿勢。将来、ひどい猫背にならないか心配です。」
■ 整体師による「赤ペン分析」
写真を拝見しました。率直に申し上げると、青いAの背骨のラインの湾曲に無理があり、すぐにでも環境を改善してあげてほしい状態です。
ひとつ良い点を先にお伝えすると、青い背骨のライン(A)・顔のライン(B)・視線のライン(C)は並行が保たれています。これは首の部分が折れ曲がっておらず、脳への神経伝達への影響が少ない状態であることを意味します。首だけで見れば、危険な状態ではありません。
問題は、その下です。
【緑で囲んだ胸の部分(胸椎)】
胸椎が後ろに曲がりすぎています(後弯)。この状態では肺が圧迫され、呼吸が浅くなります。本を読んでいるようで、実は脳に十分な酸素が届いていない「隠れ酸欠」が起きている可能性があります。「読んだのに内容が頭に入らない」という場合、集中力の問題ではなく、この姿勢が原因のことがあります。
【緑で囲んだ腰の部分(腰椎)】
腰椎も後弯しすぎていて、前側の内臓が圧迫されやすい状態です。胃腸の不調や、食後のお腹の張り感などが出やすくなります。背中と腰の両方に問題がある状態で、全体的な改善が必要です。
■ プロの視点:なぜ「背もたれなし」が辛いのか?
【インナーマッスルの「お休み」状態】
本来、座る時は骨盤を立てて体幹の筋肉で支える必要があります。この写真の状態は、筋肉ではなく「背骨の関節」に寄りかかって座っている状態です。筋肉が使われないため、長時間座っていると急激に疲れてきます。
【酸欠による集中力の低下】
胸椎の後弯で肺が圧迫され、呼吸が浅くなっています。本好きの子に多いのですが、夢中になればなるほど姿勢が崩れていき、気づかないうちに脳の酸素が不足していきます。
【疲れやすい体質への入り口】
骨格だけで体を支える癖がつくと、体幹の筋肉が正しく発達しません。長時間座っていられない、すぐ横になりたがる、という「疲れやすい子」になっていく入り口がここにあります。
■ 今日からできる改善アドバイス
「シャキッとしなさい!」と言う前に、まず環境を変えてあげましょう。
・本は必ず机と椅子で読む習慣をつける
本好きの子はついソファや床で読み続けてしまいます。夢中になると姿勢への意識がゼロになるため、環境そのもので制限するのが最も効果的です。「本を読むときは机の前に座る」というルールを作りましょう。
・本を目線の高さに立てる
赤い垂直線と青い背骨Aのラインが同じ角度になるよう、本を膝の上ではなく机やブックスタンドに立てます。視線Cが上を向くことで、体全体の軸が自然に整ってきます。
・お尻の後ろ半分にタオルを敷く
折り畳んだタオルをお尻の後ろ半分に敷くだけで、骨盤が前に押し出され、腰椎の後弯が緩和されます。クッションより薄めのもので十分です。
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